ステンレスホッパーについて

ホッパーとは
「ホッパー」は、粉粒体等を貯槽する装置の一つです。 貯槽は、原材料、中間製品、最終製品の一時保管を目的に、粉粒体の種類と用途に応じてステンレス鋼板、アルミニウム板、 軟鋼板、鉄筋コンクリートなどによって製作されます。 比較的容量が小さく保管期間が短い貯槽は「ホッパー」と呼ばれます。 「ホッパー」の形状は下部を円錐形または角錐形とした金属板製のものが一般的です。 それに対して、大容量で保管期間が「ホッパー」よりも長いものは「サイロ」と呼ばれます。特に、穀類、食品、石炭用として用いられることが多く、下部が円錐形のものでは重力落下に振動機や圧縮空気吹込みなどの排出補助装置を設けます。また、下部が平底形のものでは、チェーンコンベヤ、スクリューコンベアーなどを、粉体用ではエアスライドなどの排出装置を設けることが多くなっています。
ホッパー内の粉体流れ
貯槽内の粉体流れは、ファネルフローとマスフローとに大別されます。 ファネルフロー 壁付近の粉体が壁に押し付けられ、粉体と壁との摩擦が大きくなると排出口の真上の粉体が先に排出して粉体のファネル(煙突)が出来ます。ファネルが強固で崩れなければ貯槽容積は小さくなります。 ファネルが弱い場合には、周辺上部の粉体層より崩れ、ファネルを流下させます。コーン部には粉体の残留層ができ、この層は新しく供給される粉体と入れ替わることがないため、固化層を作りやすく、粉体によっては変質する原因となります。 マスフロー 壁付近の粉体が全て流れるようにすることで液体貯槽の液面のように沈下しつつ排出状態を得ることができます。 この場合、ホッパー底部の粉体が逐次排出し、最後には上部の粉体層もほぼ完全に排出することができます。 このような場合、ファネルフローのようなトラブルは起こりにくくなります。
SATOが手がけるステンレスホッパー
SATOのステンレスホッパーは様々な業界で活躍しています。 ファイバーレーザー溶接機を導入することで、滑らかな連続溶接による高品位加工を実現しており、特に、精度・強度・美観に優れた高いサニタリー製品が要求される食品製造や医療器、医療品製造分野で大いに貢献しています。 SATOでは、高いサニタリー性が要求される精密板金部品加工において、
  • 安定した高品位溶接
  • 低歪みによる高精度確保
  • 安定したビード、焼けの低減による仕上げ工数の削減
を実現しています。 また、ISO9001による品質管理、食品関連機器、医薬品製造機器で培ったノウハウによって、高い品質レベルのステンレスホッパーを提供しています。
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