技術資料

ステンレス板金加工切断工程における歩留り向上のポイント

板金加工をする際に、まず初めに板材料を切断する工程があります。
切断する製品が四角ばかりだと隙間なく切断できるかもしれませんが、ほとんどの場合そうではありません。
複雑な形状のものを組み合わせて隙間なく埋めることがポイントとなります。
しかし、1点1点現場で調整していてはキリがありませんので、事前にパソコン上で「ネスティング」を行い、板材料1枚分の切断データを作成し、一気に加工することで効率を上げることが可能です。

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また、同日に加工する製品の板厚、材質、表面(ミガキやヘアラインなど)がバラバラではネスティングの効果が低くなってしまいます。
多品種小ロット生産では、同日に完璧にそろえることは難しいですが、できるだけ同じ日に同じ材料を加工できるように計画を立てることで歩留まりの向上を図ることができます。

2016年2月22日

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