VA・VE事例集

「ナット溶接」から「バーリング加工」への変更による工数削減のポイント工数削減による事例

板金加工においては、薄板で加工することが多いため、ネジ止めを行なう箇所は深さが足りないケースが多く発生します。その場合は、ナット溶接を行ないネジ穴の深さを確保する必要があります。また、ステンレス材は歪みが発生しやすいため、ナット溶接箇所の修正が必要になり、工数増加によるコストアップの要因となります。

ネジ穴の深さを確保するために、ナット溶接の代替案としてバーリング加工を検討することが効果的です。バーリング加工では、溶接を行なわずにある程度のネジ穴の深さを確保することが可能です。ナット溶接と比較して強度面は落ちますが、機構上問題が無ければ、バーリング加工へ変更することでコストダウンを図ることができます。

ネジ穴の深さの確保において、一般的なナット溶接は溶接加工が必要となる上、ステンレス材は歪みの修正が必要となります。この場合、バーリング加工によって溶接を行なわずにある程度のネジ穴の深さを確保できます。ナット溶接と比較して強度面は落ちますが、コストダウンを図ることができます。

【ステンレスホッパー.com】http://www.hopper-sus.com/
株式会社 佐藤医科器械製作所:☎077-587-1081(9:00-18:00 月-金)
インフォメーション VA・VEコストダウン事例満載のステンレスホッパー設計技術ハンドブック
新着情報・お知らせ
ステンレスホッパー.comはホッパーの特注品技術情報サイトです