技術資料

折り曲げ変形

前加工で穴あけされたワークの曲げ加工では、穴の縁と折り曲げ部分の間隔が狭いと、穴の周囲の肉が引っ張られる為、曲げ部の外側はふくらみ、穴は変形してしまう。 こうした不具合を防ぐには、曲げ加工後に穴あけすれば良いが、加工が難しかったり非能率である。穴あけ後の曲げ加工で不具合を発生させないためには、穴位置の曲げ部までの最短接近位置を知る必要がある。 V曲げを行なうときに、ダイの中に穴があると変形を起こすので、図Aの「S1」がダイの外に出る寸法を確保すればよい。
丸穴の最短接近寸法 ※iR(最小曲げ半径)=V/6として計算
板厚t(mm) ダイ幅V(mm) S1(mm)
0.5 4 2.8
0.6 4 2.8
0.8 4 2.8
1.0 6 4.2
1.2 6 4.2
1.5 10 7.1
1.6 10 7.1
2.0 12 8.5
2.3 14 9.9
2.6 16 11.3
3.0 18 12.7
3.2 20 14.1
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